歯周病になっている患者さんの口腔内は、磨き残しの歯垢や歯石が付着して歯の周囲が汚れています。
歯肉(歯茎)は赤くなり、口臭もしてきます。歯ブラシすると出血したり、もっとひどくなってくると膿も出てきます。
また、突然歯肉が腫れて激しい痛みに襲われることもあります。
歯周病が進行して膿が出るくらいになると、あごの骨が破壊されるので歯自体もグラグラになってしまいます。やがて歯を失うことになります。
歯周病によって全身的に影響与える代表的な疾患は、糖尿病が知られています。
その他、心筋梗塞・脳梗塞・肺炎が歯周病の無い人に比べて約3倍、妊婦さんに至っては早産の危険が7,5倍にもなります。
最近の研究では、認知症にも影響を与えていることが解ってきました。
軽度な歯周病の患者さんの口腔内は、磨き残しの歯垢や歯石が付着して歯の周囲が汚れています。歯肉(歯茎)は赤くなり、口臭もしてきます。歯ブラシすると出血する人も出てきます。
この時点での治療方法は徹底的な歯石の除去と各患者さんに合ったブラッシング方法を習得することです。
歯肉は腫れっぽくなり、歯はグラつき始めます。固い物を咬もうとすると違和感を感じ始めます。歯ブラシすると出血します。
人によっては歯肉から膿が出ていることもあります。
中程度の治療方法は歯周ポケット掻爬術(そうはじゅつ)が必要になります。
これは「術」とありますが、麻酔をして深いポケット内の悪い歯肉を除去していくもので、歯石除去する方法と同様なものですから、大げさに考えないで下さい。
しかし、中程度でも歯周外科手術が必要となる場合もあります。
歯肉はブヨブヨで、常に出血や膿が出ている状態となります。急に腫れることもあります。
既にあごの骨が破壊されているために歯はグラグラになっています。食べ物は柔らかい物を選んで食べる様になります。
重度の治療方法は歯周外科手術が必要となりますが、既にあごの骨の破壊が大きく進んでいる場合は手遅れとなり、残念ながら抜歯に至ることも多くあります。
単にブラッシングを行っていても、それだけでは十分では無い場合があります。
「どのくらい磨けているか?」が問題となりますので、歯周病治療や予防には、正しいブラッシング方法をプロの歯科衛生士から習得することが大切です。
また、どんなに上手にブラッシングできていても、口の中全てをご自身で確認することは不可能なので、歯石は少量でも蓄積していきます。そこで、歯科医院にて定期的なメンテナンスとして検査と歯石の除去が必要となってきます。
時々、「歯周病は歯科医院に通わなくても自分で治せますか?」と聞かれることがありますが、「治せません!」とお伝えしています。
よくテレビの宣伝で、歯磨き粉で治せると捉えてしまいそうなものがありますが、歯周病になってしまったものはご自身では治せません。
上記の様に最低でも歯石の除去が必要となり、ご家庭・ご自身でできるものではありません。
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